睡眠中の無呼吸となることは健康な人でもあることですが、10秒以上の無呼吸が1時間に5回以上出現し、色々な症状を引き起こした時に睡眠時無呼吸症候群と診断されます。睡眠時無呼吸は「閉塞型」、「中枢型」、「混合型」に分けられますが、閉塞型睡眠時無呼吸は多くの合併症を併発します。
●睡眠時無呼吸症候群の原因 (主となる原因は肥満にあります)
その他、扁桃肥大、下顎発育不全(小顎症)、内分泌疾患(甲状腺機能低下症、末端肥大症、糖尿病)、変性疾患(脊髄小脳変性症、筋緊張性ジストロフィ症)でみられます。
●睡眠中の症状
いびき いびきの程度は様々ですが、動物の唸り声のように激しいときもあります。
いびきの繰り返しのあとに10秒以上、時には60秒以上いびきが止まり、再度激しいいびきを繰り返します。 いびきが止まっているときは「無呼吸状態」になっています。 激しい体動 寝返りが多く、夢遊病者のように動き回ることもあります。
●日中の状態
居眠り 重要な会議中でも居眠りをすることがあります。また運転中にも居眠りし、事故を引き起こすこともあります。 人格の変化 イライラや過度の興奮、突然の怒り、うつ状態などがみられます。 ※当院では睡眠時無呼吸症候群の簡易検査(自宅スクリーニング検査)と治療(CPAP)も行なっております。